菅生神社

岡崎市最古の神社である菅生神社の起源は、聖武天皇の時代(726年)にまでさかのぼります。松平家との関わりが深い神社として知られています。徳川家康も菅生神社に対する崇敬は厚く、25歳の厄落とし祈願はこの神社で行ったと記録に残っているそうです。この菅生神社もやはり家康との関係があるようですね。境内裏手にある本多氏が寄進したとされる鳥居は重要文化財になっています。また、岡崎市の大イベントの花火大会ですが、元は菅生神社の奉納花火を起源としています。江戸時代より菅生神社の祭礼として奉納花火が行われており、戦後観光発展のため、市と合同で花火大会が行われるようになったことが、現在の市で一番大きな祭りになっています。

滝山寺

瀧山寺はおよそ600年代(奈良時代)に創建された、天台宗の寺院です。境内には4つの国指定重要文化財があります。それは、運慶・湛慶の仏像彫刻「梵天・帝釈天・聖観音」、「瀧山寺本堂」、「瀧山寺三門」 「瀧山東照宮」 です。瀧山寺は、地元の中学生が遠足で行きます。市街から歩いていくと結構の距離があります。また、天下の奇祭「鬼まつり」など、鎌倉時代から続く多くの文化を受け継ぎ守っています。個人的な印象としては、鳳来寺と似た雰囲気を感じました。このお寺は、徳川家光により、中興したようです。ここまで、いろいろな神社、お寺を取り上げて来ましたが、今日岡崎を代表とするお寺や神社で徳川家と全く無縁のお寺ほぼないようです。特に、徳川家康、家光の時代の話が数多く残っています。4代、5代となると江戸が地元という意識が強くなっていくということでしょうか。